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西澤哲さんの著書『子ども虐待』を読んだ。とても読みやすくて、子ども虐待の現状を知る上での入門書として最適だと思う。中でも、第6章の「アタッチメントと虐待」の中の「内的ワーキング・モデル」という言葉に接して、深呼吸するようにその理論が染みこんできた。 まずは、基本情報。ということで、『子ども虐待』より、アタッチメントについての説明を抜粋。 — アタッチメントとは、児童精神科医ジョン・ボウルビーによって理論化された、子どもの誕生直後から形成される養育者への強い本能的な結びつきのこと。何か怖いこと、びっくりすることがあって、子どもが養育者に接近する行動を「アタッチメント行動」という。 アタッチメント行動の基本的な機能とは、子どもが情緒的に不安定な状態になった際に、情緒的安定性を回復することにある。 — で、ここからが「内的ワーキング・モデル」について(本文抜粋)。  …