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妊婦の血液を調べることで胎児に染色体の異常がないかどうか99%の確率で分かるとされる新たな出生前診断が、9月から東京の2つの病院で始まることになったことを新聞で知りました。出生前診断については、お産でお世話になった明日香医院の大野明子先生の著書『子どもを選ばないことを選ぶ』を読んだことをきっかけにはっきりと疑問に持つようになり、その動向を注視してきました。 このニュースを見て、ちょうど1年前にスクラップしていた新聞記事を思い出しました。出生前診断の結果による人工妊娠中絶が20年で6倍になったことを伝える記事です。この記事が示しているのは、出生前診断の先にあるのは中絶だという明らかな事実です。出生前診断を受けるということがどういうことなのか、その重みを感じる前に、女性たちは診断を受け、少ない情報のなかで悩み葛藤し、結果、生命を排除することを選んでしまう。 私自身はどうだったかというと、新しい …