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10月30日赤ちゃんが生まれてきてくれた。 出産前日の夜、臨月になってあまり動かなくなっていたお腹の子が特別によく動いた。いよいよという予感を抱えながら、お昼すぎから近所を2時間程散歩して、家に戻ると兆候があり、まずは腹ごしらえと台所に立つ。夫と長男、そしてその日泊まりに来る予定だった友人で写真家の酒井さんが帰宅し、皆でお鍋を囲んでから車に乗り込んだ。酒井さんとは「お産の写真、撮れるといいね」と希望的に話していたけれど、こんなにいいタイミングでその日がやってくるとは思いもよらず。幸運なことに、お産の過程を撮影してもらうことになった。 車内、陣痛は7分おき。その合間に仕事仲間に気になることを引き継いだり、お茶を飲んだり、子どもと歌ったりしていた。陣痛は、前回同様、「痛」という感じではなく、寄せては返す波の中で漂っているような感覚。いよいよお産がはじまるのだという高揚感で満たされていた。 20 …