幼児教育というと、子どものいる人や子どもに関わる人のみに関係すると思われるかもしれません。しかし、そこには人間の本来あるべき発達をどう捉えるべきなのか、人が環境をどう知覚し、どう関わるのか、など生命の根源に関わる大きなテーマが横たわっています。
モンテッソーリは、人間の本来の姿を「正しく仕事すること」だと捉えました。子どもたちは大人に従うのではなく、正しい時期に自ら選んだ「お仕事」をすることによって、意思を育み、世界ひいては宇宙の中の自分という存在を掴むことができる。モンテッソーリが子どもを観察し、子どもと活動した臨床・実践の中から見いだした科学的根拠に基づく教育哲学から、学ぶことは無数にあります。
また、最もダイナミックな変化をとげる0歳から3歳のこどもたちの発達、それを助ける環境をモンテッソーリがどのように捉えたのか。今回は、子どもの発達を援助する家庭環境とそこに必要なモノについて焦点をあて、その視座から見えてくるものを共有する時間をつくりたいと思います。
はじめてモンテッソーリ教育を知る人にも、もう少し詳しく知りたい人にも、おすすめです。一方的なものではなく、参加者のみなさんの疑問や体験もお聞きしながらすすめたいと思います。
会場は、京王線仙川駅から徒歩10分のところにある、緑豊かな一軒家です。
ゆったりした学びの時間をちいさいお子さんのいるお母さんも、そうでない人も共に過ごせたらと思います。
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こどものかたち 研究会 第4回
「モンテッソーリ教育学を学ぶ」—0-3歳のための家庭環境
日時:2012年9月23日(日)10:30-15:00
会場:森のテラス(東京都調布市若葉町1-32-13)
http://www.moritera.com/tokyo/tokyo-moritera.htm
ゲスト:三浦勢津子さん
定員:20名(先着順)※申し込み終了しました
参加費:3500円(お茶とお菓子付き)
※託児スタッフはおりませんので、各自子どもたちを見守りあいながら、ご参加いただければと思います
※おむつ替えスペースは、ご用意します
◯お申込み方法 ※満席となり、申し込み終了しました。
氏名/電話番号/参加の動機/お子さんもご一緒される場合は、お子さんの年齢(月齢)を明記の上、下記メールアドレスまでお申し込みください
メール件名は「9/23参加申込み」としてください
endo【at】kodomonokatati.org
※ 【at】を@に変更してお送りください
◯タイムテーブル
10:30-12:00:第1部 モンテッソーリ教育学の基本
12:00-12:45:ランチタイム
12:45-14:15:第2部 0-3歳までの家庭環境・物との関係性を考える
14:15-14:25:ブレイクタイム
14:15-15:00:意見交換
※当日タイムテーブルを変更する場合があります。
◯ゲストプロフィール
三浦勢津子(みうらせつこ)
モンテッソーリの0−3歳教育の専門家であるシルバーナ・モンタナーロ博士の通訳を3年間つとめ、その間に国際モンテッソーリ協会(Association Montessori Internationale)の0−3歳の教師資格を取得。その後、3−6歳のモンテッソーリ教育の国際教師資格を取得する。2006年から6年間、東京麻布にあるモンテッソーリ教育を実践するインターナショナルスクールで3−6クラスで教師をした後、現在、モンテッソーリ教育の普及のための仕事に関わっている。