鈴木潤さんインタビュー

#003 鈴木 潤さん

5.本が旅立つ時

遠藤:お店にいて、一番うれしい時ってどんなときですか?

鈴木:本が売れたときです。わたしが選んだ本をお客さんが買ってくれたときっていうのは、「本が旅立った」という感覚になるのね。「今からこの本を読むのか、うらやましいなあ」とか、「この子、大人になってもこの本のこと、憶えとるかな」とか、いろいろ考えてうれしくなりますね。

遠藤:これからどんなお店にしていきたいですか。

鈴木:わたしの場合、すでにメリーゴーランドという土壌があっての京都店なので、スタートからとても恵まれていると思うんだけど、増田をはじめ、歴代のスタッフや、今までメリーゴーランドを支えてくれた作家さんやお客さんがつくってきた時間には到底かなわない。だけれど、私は私のやりかたで、少しずつお客さんの顔を覚えて、ていねいなやりとりを重ねていけたらと思っています。それは日々の積み重ねだと思うし、それが財産になるでしょう。

遠藤:今日は本当にありがとうございました。