ペアレンティング・キャンプ報告書ができました。

昨年9月に開催した「ペアレンティング・キャンプ」の報告書ができました。
3日間の活動報告に加えて、参加者のみなさんへのアンケートも掲載しています。
こちらからダウンロードできます。

全てを伝えることはもちろんできませんが、写真と参加者のみなさんの言葉が3日間の充実をなにより物語ってくれているように思います。わたしたちにとってもはじめての挑戦となったキャンプでしたが、次につなげたい大切な経験となりました。
参加者のみなさん、深津高子さん、古賀理恵さん、ブラウンズフィールドのみなさん、ありがとうございました!

(以下アンケートから抜粋)
●最近おこったことを書き出してみて、こどもはたいして悪いことしてないし、たいしたことないことでおこってた、ということに気づいた。ほんとに、自分の都合でイライラしていた。

●ロールプレイングを取り入れた事が印象的でした。自分たちでシチュエーションを選び、会話の内容や 子供の気持ちなどを具体的に予測し行動してみることによって、今までの子供との関わり方がいかに 大人目線であったかが明白になりました。また、衝動的な言動を避ける為のテクニックとして タイムア ウトという方法に非常に興味があり今後子供と話し合った上で取り入れていきたいと思っています。

● 大人プログラム、子供プログラム共に共通していて 印象的だったのは、誰も互いを否定しなかった と言うことです。大人プログラムでは様々な意見が出ました。特に私は子供に対して、手をあげたり、暴言を吐いたりと 人一倍強い経験を話 ましたが、どなたもそれを否定せず聞き入れて下さり、またそれに対してどうしたら良いか、自分ならどうするかなど、提案してくださり救われる思いでした。子供プログラムおいても、初日に幾つかの約束事をしただけで、アレはダメ、コレもダメと言った事がなく 親目線の制約が子供らしさを奪ってしまっているなとおもいました。また、本や映画の紹介、お題のないフリートークの時間がとても楽しかったです。他家族のエピソードを聞いたり、子どもに対する言葉がけや対応を間近で見聞きした事で「人のふり見て我がふり直せ」を痛感しました。

●かーっと激昂して怒鳴ることがほとんどなくなりました。今回のキャンプで原因は子どもにあるので はなく、自分の方にあるということが明確になったからだと思います。出来るだけ平易な言葉で相手にも分かるよう穏やかに話すことを意識するようになりました。私の意識がキャンプには参加していなかった夫にも伝わったのか、夫にも同様の変化が見られました。穏やかな毎日のおかげで、子どもとの暮らしをより楽しめるようになりました。家庭内の空気が温かく澄んだものになったように感じます。

● 最終日のお昼ごはんをいただく前に、高子さんにならって子供の手を取り「この手で握ってくれたおにぎりをいただきます」と言ったときの最高にうれしそうな表情が忘れられません。